最初に「服装戦略」という言葉を使いました。あなたのイメージはあなた自身が意図するものに近くなければいけません。 では、あなたが意図するイメージは? ここで一度、「自分が持ちたいイメージ」について考えてみましょう。
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あなたが選ぶべきイメージは?
最初に「服装戦略」という言葉を使いました。
あなたのイメージはあなた自身が意図するものに近くなければいけません。
では、あなたが意図するイメージは?
これはわかっているようで、自分では意外にわからないものです。ここで一度、「自分が持ちたいイメージ」について考えてみましょう。
筆記用具をご準備下さい。質問をします。
あなたが意図するイメージを探るために、これからこのページ上で2、3質問をします。
答える前に準備をしてください
準備1
質問3の答えを選ぶときに必要な「イメージキーワードMAP」をダウンロードしてください。
準備2
時計(スマホのタイマーでも可)をご用意ください。
それぞれの質問に「◯分以内で答えてください」と書き添えてあります。このようなテスト(質問)は、あまり考えずに直感で答えたほうがいいので、この時間を守って答えてくださるようにお願いします。
準備3
筆記用具(ペンと用紙)を準備していただけますか? 答えを書いて行ってください。
(注意事項があります)
●頭の中で考えるだけでなく、実際に書いてください。頭の中で想像するだけと、ハンドライティングでは脳の働きが違うことがわかっています。また書き記したことは、記録にもなります。応えは必ず書いてください。
●この質問に対する答えは、あまり時間をかけずに短い時間で考えて下さい。じっくり考えるより瞬発的に答えを出した方が、あなたが本当に思っている答えに近づけます
では始めます。
質問1 (約5分でお答えください)
あなたは誰ですか? あなたはビジネスではどんな役割や立場を持つ人ですか?
答えたら次へ↓
質問2(約5分でお答えください)
質問1で答えたような人である「あなた」は、
どんなイメージであるべきでしょうか?
そして、どんなイメージを期待されていると思いますか?
または、どんなイメージが自分に成功をもたらすと思いますか?
答えたら次へ↓
質問3(先にダウンロードした「イメージキーワードMAP」を使い、5分以内に答えて下さい)
MAPにある4つの四角からランダムに、自分が示したいイメージを表しているキーワードを10個選んでください。
ここで答えたキーワードは、
今後あなたが服装を選ぶときに
あてはめるべきキーワードです。
ここからは、
今後にどんな風に服装イメージを選んでいくか、について
見て行きます
質問4
質問3で選んだキーワードは、MAPの中のどの四角の部分に多かったですか? その位置の番号を覚えておいてください。
1
2
3
4
答えたら次へ↓
質問5(直感的に5分くらいで答えましょう)
あなたがふだん(特にビジネスで)選んでいる服装や選び方に近いのは、次の1、2、3、4、のうちどれですか?
それぞれの文章を見て自分に近いと思う文章が多く含まれているものを1、2、3、4、から選んでください。
1 ●流行はあまり追いかけない。
●派手な色や華美なスタイルは苦手。
●仕事なら機能的できちんとした服装が必要だと思う。
●どちらかと言えば、抑えた色合いが好み。
●外からは見えないかもしれないが、自分なりのこだわりは持っている。2 ●流行はやや気にする程度で追いかけはしない。
●装いにはアクセントや自分らしいポイントを大切にしている。
●カラフルなのはイヤだが、はっきりした色は好き。
●どうせだったら人よりいいものを着たい。
3 ●目立ちすぎるのもイヤだが、地味すぎるのもイヤ。明るい色を身につけるのが好き。
●あまりかっちりした格好は冷たく感じるので、柔らかめなスタイルを心がけている。
●スーツよりはジャケパン(男性)やカーディガンとスカート(女性)など、カジュアルな方がいい。
4 ●流行を追いかけるのはイヤだが、古臭くなるのはもっとイヤ。
●自由さが感じられる服装がいい
●あまり華美なのは苦手で、シンプルな雰囲気がいい。
●思い立ったらすぐ動けるような格好が、いちばんいいと思う。
質問4と5の答えを見て下さい。
答えの組み合わせはどうでしたか?
4と5の質問は、あなたに合ったイメージのタイプを探り出すためのものでした。
あなたが目指すべきイメージのタイプは4の答えの数字からわかります。そして、現在あなたが無意識に選んでいるイメージタイプは5の答えの数字からわかります。
この先でお伝えしますので、順にごらんください。
4と5の数字が一致していたら、あなたは今自分が出すべきイメージのタイプに合った服装選びができています。この次の「あなたのクローゼット」も参考にしていただき、ご自分のTPOに合う服装を整えていってください。
もし、4と5の数字が違つ場合、あなたは自分が本当は出したいと思っているイメージのタイプと実際に選んでいるイメージのタイプにギャップがある可能性があります。
その場合は、「4」の答えがあなたが目指そうとするイメージのタイプです。したがって、タイプの特徴に合う服装や色合いを取り入れることにより、そのタイプに近づけます。
「4」「5」の答えとイメージタイプ
1 =AN
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2 =D
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3 =AM
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4 =EX
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あなたが目指すタイプ、今無意識に選んでいるタイプは、AN D AM EX のうち、どれだったでしょうか。それぞれの特徴を見て下さい。
AN
(安定している・思慮深い・根気強い・責任感あるイメージ)
→ 1(コンサバティブ)
ANの特徴
- 仕事の中身にふさわしい、きちんとした格好を心がける
- 派手な色、柄、アイテムは身につけず、全体的にシックにまとめる
- ベースになる色はネイビー、グレー、ブラウンなどおとなしめな色を使用する
D
(エネルギッシュ・進歩的・先頭に立つ・パワフルなイメージ)
→ 2(パワフル&ドレッシー)
Dの特徴
- 役職や立場にふさわしいものを身につける意識を強く持つ
- あくまで品が良い方がいいが、少し目立つくらいが好ましい
- 時にはエネルギッシュな色、柄やパワフルなアイテムを投入
- ベースになる色は濃いネイビーやグレーだが、ポイントとなるカラーには赤やイエローなども使う。
- 「威厳」「格」が感じられるディテールを用いる。
- できる限り「いいもの」(品質・価格)を身につける。
AM
(親しみやすい・人が好き・親切・協調性が高いイメージ)
→ 3(ソフト&カジュアル)
AMの特徴
- あまり派手にしないが、キュートな色や優しい明るい色は使う。
- かっちりしたスタイルではなく、柔らかいシルエットにする。
- スーツであっても、比較的ソフトでカジュアルなものを身につける。
- あまり濃い色やはっきりした色、柄は使わない。
EX
(感性が高い・未来志向・感性が高い・自由なイメージ)
→ 4(シンプル)
EXの特徴
- ブランドやデザイナーは自分の好みや新しさを大事にする。
- きちんと感が必要な時は相応の格好をするが、普段はカジュアルめにする。
- 表面的な流行を追いかけず、小物や持ち物に新しさを加える。
- あまり色や柄を組み合わせず、シンプルな装いにする。
- 威厳や重々しさがあるディテイルはあまり使わない。
イメージの方向付け、できましたか?
本当はこうしたいのに、実際にしていることはその意図にかなっていない、つまり思いと行動にギャップがあるということは、服装選びに限らず、私たちの無意識の行動にいくらでもあることです。
ギャップを見つけた方は、これを機会に「自分が意図するべきイメージとは何か」を考え、それに合わせた服装選択をしていってください。それが「服装戦略」です。
あなたの今のイメージはどれがいちばん近いでしょうか?
それは、これからのあなたにふさわしいイメージですか?
もし、違うとしたら、これからのあなたにふさわしいイメージはどれでしょうか?
あなたはどの方向を目指したいですか?
→「コンサバティブ」からもっと華やかで力強い「パワフル&ドレッシー」へ?
→「パワフル&ドレッシー」の派手なところを抑えて堅実味がある「コンサバティブ」へ?
→「コンサバティブ」からもっと親しみがあって優し気な「ソフト&カジュアル」へ?
→「ソフト&カジュアル」から誠実さや理性を醸し出す「コンサバティブ」へ?
→「ソフト&カジュアル」からもっと進歩的なイメージの「シンプル」へ?
→「シンプル」から親しみや優しさが感じられる「ソフト&カジュアル」へ?
→「シンプル」から華やかさや頼りがいを感じる「パワフル&ドレッシー」へ?
→「パワフル&ドレッシー」からさっぱりとさりげないイメージの「シンプル」へ?
→「シンプル」からより責任感や堅実さが感じられる「コンサバティブ」へ?
→「コンサバティブ」からより自由でフットワークが軽そうな「シンプル」へ?
→「ソフト&カジュアル」から強く華やかな「パワフル&ドレッシー」へ?
→「パワフル&ドレッシー」からエネルギーを抑えて親しみを出す「ソフト&カジュアル」へ?
この単元でしていただいたことが、このようなガイドになれば嬉しいことです。
服装はあなたのラベルです。あなたが本当に言いたいことを書かれていることが重要です。
自分自身が出したいイメージに合わせた服装を選びましょう。