スーツの着こなし20のポイント
ノットは場面で選ぶもの
ネクタイの結び目である「ノット」は、結び方をそれほど多く知る必要はありません。
ビジネスでは「セミウィンザーノット」と「プレーンノット」を知っておいて、場面や自分のイメージに合わせて選べばいいでしょう。
セミウィンザーノット
やや太めのきちんとした逆三角形で、キュッとしたくびれをつくる結び方です。信頼感や安定感が感じられる結び方のため、ほとんどのビジネスシーン、特に管理職以上の方、士業や金融機関など信頼感重視のお仕事の方におすすめします。
また、フォーマル的な場面でも、こちらを選ぶことをおすすめします。
プレーンノット
やや細身で少し片寄りがある結び目となるプレーンノットは、「粋」と感じて好む人が多いノットです。肩ひじ張らないビジネススタイルから遊びまでカバーします。
多くの人がスーツを着始めたときに最初に知るノットでもあり、それだけ親しまれていますが、また、「粋なスーツスタイル」を好むファッショにスタもプレーンノットにこだわる人が多いようです。
ただ、キャリアのあるビジネスパーソンとしては「これしか知らない」では頼りないものです。TPOに合わせて選べるようにしましょう。
もうひとつ「ウィンザーノット」をご紹介しておきます。その名からわかるとおり、上の「セミウィンザーノット」より太めでどっしりした結び目です。フォーマルシーンや、ラペルの大きいスーツなどが似合います。ですから、威厳が大事なポジションで、かつ恰幅のいい方には最適です。逆に考えると、一般的なビジネスシーンには少々大げさな印象になりそうなノットです。
セミウィンザーノット
ノットの選択でスーツスタイルのイメージは変わります。ご自分の仕事のイメージやTPOに合わせて選ぶことを忘れないでください。