この姿勢を整える方法を覚えれば、あなたはどこにいても自然に信頼や敬意を持たれるでしょう。姿勢の美しさには力があります。

(時間 08:26)

 

AUDIO

 

MOVIE

(時間 08:26)

 

TEXT

身体は「間違った姿勢」を覚えている

 

さて、ご自分の今の姿勢のチェックはできましたか?自分の現状がわかったら、早速、「正しい姿勢作り」に移ります。

その前に、覚えておいてください。

身体は、今まで自分が日常的にしてきた姿勢を 「正しい状態」と覚えこんています。 まずその覚え込んだ状態を矯正しましょう。 当面は1日に1〜2回、正しい姿勢を確認し、 身体の記憶に刷り込むようにしましょう。

日常的にやるのは「壁でのチェック」です。

もういちど壁に背中側の4点をつけ、 背中の部分が空きすぎていない状態を作って、 自分の身体にその状態を覚え込ませてください。 「間違った姿勢」を体から追い出し、代わりに優れた姿勢を手に入れましょう。

 

 

正しい姿勢を自分で作り上げましょう

※【ご注意:一般の健康な方向けの方法です。故障がある方や痛みを感じる方はここで無理をせず、整骨院や姿勢矯正専門機関などにご相談ください。】

 

壁チェックと並行して、正しい姿勢を自分で作り上げる力を身につけます。そのエクササイズを行います。

全身が映る鏡の前で行うことをおすすめします。次の1〜6の手順で行っていきます。

 

1.  スタンス

・肩から力を抜き、両手を身体の脇に自然にたらす

・かかとを合わせる

・つま先を開く(男性は間を10cmくらい、女性は5cmくらい開くのを目安に)

 

2.  ヒザ裏を伸ばす

・ヒザを伸ばすときには表よりも裏を伸ばす感覚が大事

・ヒザがへこむくらい伸ばすことにトライ

 

3.  骨盤を立てる

・お尻の穴を締める感覚

・腰の脇に力を入れて恥骨部分を起こす感覚

・鼠蹊部(V字部分)を平らにする感覚

 

4.  上半身を立てる

・背骨を伸ばす感覚を持つ

・まっすぐ立った下半身にまっすぐ立った上半身を乗せるイメージ

・乗せた上半身を腹筋で支える感覚で下腹に力を入れる

 

5. 首を立てる

・あごを引く

・首の後ろを伸ばす

・肩の真ん中の位置に耳があることを意識する

 

6.  仕上げ

・肩甲骨を少し寄せて、肩を開く

・中指でモモ外側の真ん中をさわることで肩の位置を整える

 

 

 

いかがでしょうか。順番に沿って姿勢を作っていくと、できているところと直すべきところがわかりやすいですね。

最初は大変に思えても、これらの方法を意識していると身体が覚えてきます。それまで数回はこの方法で姿勢を作ってみてください。

 

しっかり基礎を覚えて自然にこの姿勢ができるようになれば、どこにいても自然に信頼や敬意を持たれるようになります。姿勢の美しさにはそれだけ力があるのです。