身に着けるフレグランスには、香りエッセンスの濃度によって、呼び方が4種類ほどあります。

それぞれ、つけ方やTPOにも違いがありますので、特色を覚えて使いこなしましょう。

 

フレグランスの種類(濃度と持続時間の違い)

 

 

エッセンスが濃厚なものは肌につける

 

エッセンスが濃厚なものは、衣服にはつけずに肌につけます。パルファム、オードパルファムは、必ず肌につけましょう。

この理由は、衣服につけるとシミになりやすいこともありますが、エッセンスが濃厚なものは、肌の香りや熱と混ざることで、その香り本来の魅力が発揮されるからです。

 

日中は仕事にふさわしい香りのオードパルファムが重宝

 

オードパルファムは、香りの持続時間が長いので、日中に向く香りを選べば、いちばん重宝します。

ただし、エッセンスは濃厚なほうなので、日中にふさわしい香りを厳選しましょう。そして、やはりつけ方に注意。原則として、胸から上につけてはいけません。腰当たりや、香りによっては太もも、足首くらいでもいいのです。

オードトワレやオーデコロンは爽やかに香りますが、香りが消えやすいのが難点です。オーデコロンは衣服にも使えますが、やはりつけすぎに注意。スプレータイプが多いので、胸より下あたりに遠くからふわっとつけるようにしましょう。

 

エッセンスが濃厚になると「夜」「華やか」が近づく

 

エッセンスが濃厚であればあるほど、シーンとしては「夜」やパーティなどの「華やかな場面」に向くようになるのが一般的です。ですから、パルファムは日本のビジネスシーンにはまず向きません。

逆に夕方以降、パーティなどに参加するときであれば、パルファムやオードパルファムに出動させるべきでしょう。その場合、香りを混ぜないように注意が必要です。

日中軽くつけているものとラインで揃えれば、重ね付けが楽しめます。夕方以降に立って話をするパーティなどでは、パルファムやオードパルファムごく軽く首筋などにつけてもいいでしょう。

 


 

ここまで書いたように、エッセンスの濃度が高くなるほど「濃い香り」になるのですが、いっぽうで香り方がより純粋になり、コロンやトワレよりもオードパルファムのほうがナチュラルに感じられる場合もあります。だから香りはおもしろいと言えるでしょう。もし同じフレグランスの名前で、コロンやトワレ、オードパルファムなど種類の違いがあれば、ぜひ聴き比べてみてください。