プレゼンの要であるコンテンツについて、必要な要素を理解しておきましょう。
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(トータル時間 (03:39)
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コンテンツの3パート
コンテンツは3つのパートがあります。話の導入部である「イントロダクション」、話の内容そのものである「ボディ」、話のまとめである「クロージング」の3つです。
1)イントロダクション
冒頭の導入部、自己紹介や内容説明など。何より大切なのは、聞き手とのラポール形成と聞き手の参加意識を高めること。
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2)ボディ
肝心の話の中心部です。伝えたいメッセージ(結論や主張、要求)と、それをわかりやすく説明するための補助材(根拠や理由、事例)とで構成されます。メッセージと補助材が適切に組み合わされてきちんとしたロジックが柱になっているのはもちろんですが、聞き手の情動を誘ったり共感を引き出すようなストーリー作りやエピソードも十分に考慮しなければなりません。
また、いちばん重要視すべきは「ゴール」です。ゴールとは伝えたいメッセージ(結論や主張、要求)と同じ内容ですが、より明確に臨場感を持たせることを考えましょう。臨場感とは「実際に聞き手がその場で何を感じ、どう動くか」をその場にいるように想像し、その感覚を味わうことをいいます。人を動かすことができるプレゼンターは、ゴールの臨場感を強く持ち、それによって聞き手を引き込みます。
3)クロージング
まとめの部分。Q&A(質疑応答)で疑問をできるだけ取り払い、理解を深めてもらうほか、伝えたいことをあらためて印象付ける狙いを持つ時間。
私たちはプレゼンを考えるときに、内容そのものの「ボディ」ばかりにフォーカスしてしまいますが、「伝える」だけでなく「伝わる」プレゼンを目指すときには、それだけでは足りません。「イントロダクション」で聞き手の意識に伝えたいことを伝える準備をし、「クロージング」で伝えたいことを整理し強調することで、「伝わる」コンテンツとなるのです。
3パートの整理ポイント
3つのパートを考えるにあたっては、いくつかのポイントを整理しておくと便利です。以下、そのポイントを説明します。なお、それぞれのポイントの詳細はここでは言及しません。このページ以降の内容を理解したうえであらためてまとめていくといいでしょう。
1)イントロダクション
●話し手の自己紹介
●内容説明(概略と聞く意義)
●式次第
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2)ボディ
●結論(伝えたいこと、してほしいこと)
●ゴール
●説明(4Mat=ユング発案、マッカーシーが実用化した人の関心の4タイプ)
・WHAT=知らせたい情報(事実やデータ、正しい理論)
・WHY=なぜ知ってほしいかの理由(影響、メリット、ベネフィット)
・HOW=方法、手順(具体的なこと、すぐできること、第一歩)
・IF=発想、可能性(さらに考えられるメリット、夢のある未来)
3)クロージング
●Q&Aの時間配分
●想定問答
●質問が出ない場合の代替質問
●締め方(言葉)
以上がコンテンツの3つのパートとそれぞれの整理ポイントです。この整理ポイントを念頭に置いて、コンテンツ作りやデリバリーポイントを考えていただくと、アクティブで聞きやすい内容となります。