3ピーススーツと2ピーススーツ、どちらを着るべき?
これから揃えるなら、3ピーススーツと2ピーススーツはどちらがいいのだろうか?という質問をよく聞きます。
あらためて2ピースと3ピースのことを知り、自分にあったほうを選びましょう。
現在「スーツ」というと、
ジャケットとトラウザーズ(パンツ/ズボン)の2ピースが主流です。
「3ピース」になると
ジャケットとトラウザーズ(パンツ/ズボン)に
ウェストコート(ベスト/ジレ/チョッキ)が
揃いの生地で作られたものになります。
3ピースが正統派
昔は紳士が着るのは3ピースと相場が決まっていましたので
クラシックな映画を見ると、ほとんどの主人公は3ピースをきちんと着ていますね。
2ピーススーツは米国生まれ。
大戦後により動きやすいスタイルが求められ、ベストを省略する着方に人気が集まりました。
3ピースは重厚さやきちんと感があって、素敵ですが
その重厚さが動きにくさや野暮ったさを感じる人もいたのでしょう。
2ピースは徐々に定着して
現代では2ピースが主流のようになっています。
ところが、最近ファッションに敏感な人を中心に
「クラシック回帰」の流れになってきているようです。
それで、再び3ピースが持つ良さが見直されつつあるのです。
どちらを揃えればよいか?
さて、「どちらを買う/作るのが正しいか」ということが気になりますね。
考慮すべきはやはり、自分がどういうスタイルを好むか、ということとよく着ていく場面や場所がどういう雰囲気が多いかということ
です。
あなたが「おしゃれに見せたい」と思う人な今のところ3ピースを着ていると
「あ、けっこうおしゃれさんだな」という印象になりますので、ここは3ピースが1ポイント加算。
「きちんと見せたい」というときにも3ピースに1ポイントです。
よりクラシックなスタイルはかたく、しっかりした雰囲気になりますので「信頼感」も感じられやすいです。
また、3ピースをさっそうと着こなすと「エグゼクティブ感」も漂います。
一定以上のポジションや責任を負う人部下を何人も持つ人や金融系、弁護士など「信頼や安定」のイメージが大事な職業にはぴったりです。
トータルなイメージ合わせも考慮して決める
しかし、3ピースを着用すると「クラシックできちんとしたスタイル」になりますのでヘアスタイルや小物もそれなりにきちんとする必要があります。
ですから、あなたがヘアスタイルや小物までクラシックできちんとした雰囲気に気を使う気持ちなら見た目はかなりグレードアップするスタイルになります。
逆に、そういうところにも注意しないとかえって「ダサい」印象になります。
3ピースはベストを着こめるので秋から冬には「防寒に良い」というのも良いところです。
2ピースはそれに比べて身軽なスタイルです。カジュアル感があるほうが好き、仕事も、かっちりきっちりというよりは親近感が感じられた方が良い場面が多い、というなら、2ピースのほうが適切です。
なにしろ、2ピースと3ピースではベストの分だけでも価格が違うことはおわかりでしょう。
費用に見合う効果があるかどうかを考えるのは大事なことです。
3ピースのほうが「正式」なスーツですが、現代においては2ピースも3ピースも、「ひとつのスタイル」と考えて差支えありません。
より自分と自分を取り巻く状況に合うものをお選びください。