スーツの着こなし20のポイント

 

ミスマッチが正しいと覚えないで

 

スーツにコーディネートすべき時計は下記のようなものです。

 

●シンプルなデザインのシルバー色・白フェイス

●ステンレスか表革ベルト(黒の表革がビジネスでは最もフォーマル)

●標準的なサイズは直径3.5cm~4cmくらい

●厚みは1cmくらいまで

 

最近、こんな「ノーマル」な時計に代わり、ビジネスパーソンの腕に巻かれるようになったのはスポーツ系、ダイバーズウォッチなどの、いわゆる「デカフェイス」です。大きさや厚みがあり、色々なピンが目立つ、存在感がある時計です。

しかし、スーツにこんな時計を合わせるのは「ミスマッチ」を楽しむ、外しワザです。高級スーツに、実は合わない高級スポーツウォッチを合わせるコーディネートが新鮮で、一世を風靡しました。あくまで遊びのコーディネートです。

ですから、これは正しいコーディネートとは言えないことは覚えておいてください。

実際、ポジションが高い正統派エグゼクティブには、その手の「デカフェイス」をしている人はいません。通常のビジネスでそんなミスコーディネートをしていては、自分の格を落とすことを知っているからです。病身やストップウォッチ、強力な防水機構などが仕事で必要がある人以外には、あまりおすすめしないコーディネートです。

きちんと正統派を知ってこその「外しワザ」です。ルールを知っているからこそ、崩して柔らかくしたり遊びを表現することができるのです。

まずは基本のルールや正統なスタイルを大事にしましょう。ミスマッチが正しいと覚えないでください。