スーツの着こなし20のポイント

 

シャツのサイズが「デキる人」の要

 

ふだん、スーツに隠れているため軽視する人も多いのがシャツのサイズ感。しかし、実を言うと、シャツのサイズ感はイメージの勝敗を分ける要なのです。

まずサイズはここでも「フィット」。身頃のサイズは身体につかず離れず。着たときに余計なシワが出ていないことがカッコよさの条件です。

袖が長い、という時にはアームバンド(ひじのところで袖の長さを調節するバンド)で調節する手段があるのですが、注意したいのは首回りのサイズです。

ちょうど良い首回りだと、ボタンを留めたときにごく浅いV字となります。首回りが大きすぎると、首の出る部分が多くなりますが、それが貧相で寒々しいイメージを招きます。

また、首回りがきついのは着ていて辛いと思うのですが、だからといって第一ボタンをはずしその上からネクタイを締めて隠そうとするのは、ダメな方法です。隠しても外からは違和感がわかるもの。どこか間の抜けた鈍重な印象になり損をしますのでやめたほうがいいでしょう。

 

 

首回りはきちんとボタンを締めた状態で指が1~2本くらい入るサイズがちょうどです。市販のものが合わないときはイージーオーダーなどの手もあります。スーツにはお金をかけるけど、シャツはサイズを吟味しないでまとめ買い、というのではせっかくのスーツへの投資が無駄になります。エリートのエグゼクティブはシャツにこそお金をかけます。(スーツにやたらお金をかけるより、そのほうが断然お得という事情もあります)

それだけシャツは実は目立つポイントです。シャツのサイズ感も大切にしてください。