スーツの着こなし20のポイント

↑この男性、少し「もっさり」したイメージですね。

それは、着ているもののサイズが大きすぎるせいです。

サイズは「フィット」が原則。 「フィット」とは、身体のラインに沿っているが、ピタピタではなく、ゆとりがある。しかし、ダボダボではない、ということです。「タイトでもルーズでもない」というのが「フィット」です。

↓サイズを「フィット」にするだけで、有能そうで品が良い印象になります。シルエットと共にサイズを厳しく吟味しましょう。そうすれば、スーツは必ずあなたの味方になってくれます。

 

日本人に多い「オーバーサイズ」

 

服装のプロ、ファッション専門家が口を揃えていうのが

「スーツは『サイズ感』が命」

ということです。

例えば、量販店で売っているようなスーツでも、サイズ感をピタリと合わせることで「3倍の値段に見える」というのはよく聞く話です。

サイズ感とは着る人にとって、大きすぎず小さすぎない「適切」なサイズをどう選ぶかの感覚です。また、服装の各アイテムの寸法や丈感をどういう風に合わせるか、ということも表します。

スーツを格好よく着こなせる人は、この「サイズ感」の感覚が良く、自分にとって適切なサイズを選べている人です。しかし、日本人の多くは適切なサイズを「大きめ」に捉えている人が多く、そのせいで今ひとつ垢抜けない、という残念な例を見かけます。

まず、スーツの上着の適切なサイズは下記のように考えてください。

●サイズは「フィット」。身体につかず、離れずくらいのサイズ。

●立っている状態でちょうどよく、座ると少しボタンがきついくらいのサイズ。

●試着は前からだけでなく、背中の状態もよく見ること。余計なシワが入るものは合わないサイズと考える。

 

 

合わない上着はこんなところにシワが出る

 

身体に合うジャケットには余計なシワが入りません。下記の白い線のようなシワが入る場合は、違うサイズを試しましょう。お直しをする必要がある場合もあります。

特に大きすぎてブカブカでは、仕事ができるようには見えません。「着られている」のではなく「着ている状態」を目指しましょう。