表情の筋肉を鍛えることで顔つきをイキイキとさせ、表情を豊かにしたり、思うようにコントロールできるようになるためのエクササイズをご紹介します。

 

 

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(時間 07:36)

 

 

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エクササイズ解説

 

「表情の3つのポイント」はアゴ、目元、口元です。表情には表情を動かす筋肉が重要ですが、ふだんから表情を豊かに動かしていないとなまってしまい、筋肉が弛緩して生気のない表情となったり、スムーズに表情を動かせなくなったりします。

そこで、この章でご紹介するのは、その表情の筋肉を鍛えることで顔つきをイキイキとさせ、表情を豊かにしたり、思うようにコントロールできるようになるためのエクササイズです。

一番最後にはアゴ下をスッキリさせるエクササイズもご紹介します。これは「アゴを引いたら、アゴ下のダブつきが気になる」という方のためのエクササイズです。

 

 

目元エクササイズ(眼輪筋)

目の周りの筋肉をなめらかに動くようにし、表情を豊かにするエクササイズ。筋肉にハリが出るので、「目力」も強くなります。

必ず鏡を見ながら行い、特に目をしっかり開ける時に開いているかどうかを確認してください。限界まで開けるつもりで頑張ってください。

目元の血液の循環が良くなり、むくみも軽減されるので、洗顔の時など、朝に行うのをおすすめします。

では、やっていきましょう。

最初に額の筋肉を動かさないよう、手のひらで押さえておきましょう。目を開けるときに額の筋肉を動かしてしまいがちですが、このエクササイズは目の周りの筋肉を使います。目を開けるときは眉の下の筋肉を使うイメージで行ってください。

 

.額の筋肉を動かさないよう、手のひらで押さえておく

 

1目をぎゅっとつむる。5秒。

 

2.ゆっくりと5秒くらいかけて薄目にする。

 

3.薄目のまま5秒キープ

 

4.ゆっくりと5秒くらいかけて目を大きく見開く。

 

5.大きく見開いたまま5秒キープ。

 

6. 1から5を1セットとして、20〜30セット行う。

※6の後に上まぶたをゆっくり5秒かけて下ろし、薄目の状態にして5秒キープ、そのまま眉を5秒かけて引き上げて、そのまままた5秒キープ、という動きも加えるとより効果的です。

 

 

 

口元エクササイズ(口輪筋)

口の周りの筋肉をなめらかに動くようにし、表情を豊かにするエクササイズ。自分の意志で微妙に口元の表情を変えたりできるようになります。

最初は、おちょぼ口も思うように作れないかもしれません。鼻と尖らした口の間に鉛筆やペンなどをはさんだことはありますか? そのようなイメージで上唇を鼻に近づけるように口を尖らせてください。この口を尖らせる動きは、ほうれい線の軽減にも効果があると言われているので、ぜひうまくできるようトライしてください。

また、円のように動かそうとしても、思うように動かず、ただ上下に行ったり来たりしてしまったり、カクカクとせいぜい三角運動のようになったりするかもしれません。しかし、慣れてくればだんだんとなめらかに円の運動ができるようになりますので、それまで続けてください。

さあ、やっていきましょう。

 

 1.口をおちょぼ口の形に突き出す。

 

2.ゆっくりと右回りに唇で円を描く。

 

3.次に左回りにゆっくりと円を描く。

4.左右で1セットとして10~20セット行う

 

 

 

 

アゴ下エクササイズ

 

姿勢を正したり、アゴを引いたりすると、ダブつきが気になる時があります。そのような時にお勧めするエクササイズです。

アゴ下の贅肉をとり、引き締めます。

1.顔を天に向ける

 

2.そのまま口を大きく開ける

3.顔を上げたまま口を閉じる

4..顔を元に戻す

 

5.そのまま1〜3を20回。

 

 

 

いかがでしたか?

効果を出すためには、とにかく2週間は毎日続けて行うことです。その後は2〜3日に一度のペースにするなど、無理をしない範囲で続けてください。

いずれも、鏡のある場所で、自分の顔を見ながら行ってください。特に口元は、円がどれだけなめらかに描けているかを確認しながら行わないと効果がありません。

 

筋肉は裏切らない、というのは誰かタレントさんが言っていましたが、顔の筋肉も鍛えると応えてくれます。激烈な変化というよりは、徐々に起こってくるような変化ですが2週間、1ヶ月、3ヶ月と習慣にするといつの間にか表情が輝いてきたな、とある日気づくでしょう。