スーツの生地で「金融界好みの柄」と言えば「ストライプ」。

 

中でもピンストライプは、ビジネス界では最も無難な柄として認められていますので、特に金融業界では鉄板とされています。(鉄板すぎて、かえって敬遠されるという逆転もあるようですが)

そう遠くない昔は、ロンドンの銀行員や株主が好んで着用するスタイルとして、ピンストライプとともにチョークストライプが有名でした。これは、かなり派手に見える柄であり、キャリアを感じさせるのと同時に「クセが強い」ことも匂わせる柄ですので、一般のビジネスパーソンにはあまりおすすめしません。

職位が上で、ダンディなタイプ、個性を大事にするタイプの方にはお似合いです。

 

なぜ、金融業界で好まれていたか、という理由ですが、模様である線が会計の帳簿にある線に似ているからだと、というのが定説です。

 

ピンストライプ

=ピンでつついたようなラインが規則正しく続く。細く上品なストライプ

 

チョークストライプ

=黒板にチョークで引いたような味のあるラインが続く。やや大胆さが出るストライプ。